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中目黒のギャラリーで庭園美術家が個展 石と種ったインスタレーション作品も

「一石一木」がテーマとなるインスタレーション

「一石一木」がテーマとなるインスタレーション

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 中目黒のギャラリー「MDP GALLERY」(目黒区青葉台1、TEL 03-3462-0682)で8月12日、「N-tree『石と種』展」が始まる。

N-tree『石と種』展

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 「根っこまで考えます。」をコンセプトに活動する庭園美術家の長崎剛志さんの作品を紹介する同展。「石と木によって生みだされる庭の仕事」から着想し、個展などを開催してきたが、今回は庭の最小単位「一石一木(いっせきいちぼく)」がテーマ。種の版木画やドローイング、石に墨で絵を描くインスタレーション作品や参加型の展示など30点以上を展示する。

 長崎さんは「庭作りに携わりてきて日本の庭園は、『一石一木』からはじまると考えるようになった。その繰り返しによって庭が構築される。そのことと美術家として描いている『種』とが結びつき、今回のテーマになった。石の中の見えなかった風景や自由な形の種がどんな木になるのかを想像して楽しんでいただきたい」と話す。

 展示スペースは3つに区切り、「一石一木、石の肌、石の中」「種」「木」などそれぞれのテーマで空間を演出する。同館企画の関口潤子さんは「長崎さんと一緒に展示した。空間や作品の配置など1センチ単位までこだわっている。空間の面白さを感じてもらえれば」と話す。

 関口さんは「インスタレーションは初めての試みなので、今までとは少し違ったギャラリー内の演出として見せていきたい。公園や庭園に遊びに行くような感覚で気軽に来ていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~19時。月曜・日曜休廊。入場無料。今月27日まで。

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