大鳥神社(目黒区下目黒3)で11月10日、酉(とり)の市(一の酉)が行われた。
当日は朝7時から市が始まり、「商売繁盛」「家内安全」で福を呼ぶ熊手を求める人々でにぎわった。屋台には大小の熊手が一面を覆い一年の「商売繁盛、家内安全」と熊手業者が威勢の良い掛け声とともに手締めの音が響いた。神社内では縁日も開かれており、おでんや焼きそば、ビールなどが販売され、熊手を購入した会社員らが舌鼓を打った。
今年の盛況ぶりぬちて、熊手業者のスタッフは「例年と同じように常連さんが熊手を求めに来る。また、新しく熊手を求める方も多くにぎわっている。まだ一の酉。二の酉が本調子なので、これから忙しくなるよ」と話していた。
大鳥神社の酉の市は浅草の酉の市と並び、江戸時代に始まり歴史は古い。大鳥神社の社名「おおとり」は「大取」に通じるため、宝物を大きく取り込むという商売繁盛開運招福の神様として知られている。
二の酉は今月22日の7時~23時。