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目黒区でシェアサイクル事業開始 都内10区で自転車の「乗り捨て」可能に

目黒川船入場に設けられたサイクルポート

目黒川船入場に設けられたサイクルポート

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 街なかで自転車を共有する「自転車シェアリング」が1月16日、東京都目黒区内で始まった。

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 都内の自治体では2016年から、複数の区が連携して区域を越えて自転車シェアを利用できる「広域相互利用」の実証実験を開始。これまでに千代田区・江東区・中央区・港区・新宿区・文京区・渋谷区・品川区・大田区が参加導入しており、今回目黒区が加わったことで計10区のいずれでも自転車を借りたり、乗り捨てができたりするようになった。運営はドコモ・バイクシェア(港区)が手掛ける。

 目黒区では、国道246号、山手通り、目黒通りを中心としたエリアに、自転車の貸し出し・返却の拠点となる「サイクルポート」を設置。電動アシスト自転車85台を用意する。サイクルポートは現在までに、目黒総合庁舎(上目黒2)、西郷山公園(青葉台2)、目黒川船入場(中目黒1)など計9カ所を開設し、2019年度にも増設を予定している。

 今回の事業導入について、同区都市整備部道路管理課自転車対策係の岩田裕樹主事は「放置自転車の対策、来訪者などの回遊性確保、自転車利用による環境負荷の軽減、坂道などの自転車走行を支援するため」と言い、「交通ルールと運転マナーを守り、多くの方に利用いただきたい」と期待を寄せる。

 利用にはウェブからの会員登録が必要で、個人向けの料金プランは「1回会員」(最初の30分=150円、30分延長ごとに100円)、「月額会員」(基本料=2,000円、1回30分以内の利用は追加料金なし)、「1日パス」(無人販売機購入時=1,500円)を用意する。

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