中目黒にジビエ料理の居酒屋「焼ジビエ 罠 中目黒店」(目黒区上目黒3、TEL 03-5720-1199)がオープンして1カ月半がたった。運営は夢屋(渋谷区)。
ショーケースにはエゾシカ肉やイノシシ肉などジビエ肉が陳列される
店舗面積は約17坪。席数は43席。同社は洋食店や居酒屋など展開し、ジビエ関連の店としては鍛冶町店に続く8店舗目となる。「ジビエ肉の普及」をコンセプトとし、全国の猟師と直接契約を結び、エゾシカ、ニホンジカ、イノシシ、クマ、ウサギなど、その時々で捕獲された肉を仕入れる。
店長の前田優さんは「猟師さんとの契約で捕獲してから1時間以内に放血(ほうけつ)し、鮮度がいい肉を仕入れている。臭みや硬さなどなく、ジビエ肉を改めて『こんなにうまい肉』と感じてもらいたい」と話す。
メニューは、赤身の味わいが濃いエゾシカは「ロース」(880円)、「モモ」(580円)、「バラ」(680円)、エゾシカに比べてさっぱりとした味のニホンジカは「ロース」(880円)、「モモ」(680円)、「芯玉」(750円)、脂身が甘いイノシシは「ロース」(880円)、「モモ」(850円)、「バラ」(750円)など(いずれも100グラム)。他にキジ、イノブタ、ヒグマ、ツキノワグマ、ウサギ、カモの肉などをそろえる。ほかにイノシシ肉を使った食感がいいシューマイ「しうまい」(480円)、「熟成蝦夷鹿(えぞしか)チーズ」(880円)、「じびえカリィ」(680円)、「蝦夷鹿ユッケ」(680円)などジビエ肉を使った一品料理もそろえる。
「初めて食べた方はジビエ肉は臭いと思っていたけど、拍子抜けするくらい臭くなくておいしいと驚かれる」とも。
ドリンクは、「生ビール」(450円)、「罠(わな)ハイボール」(350円)、日本酒は「秋鹿」(90ミリリットル=450円)、「るみ子の酒」(同=450円)、「生もとのどぶ」(同=450円)、ワイン各種(グラス=150円~)、焼酎、サワー、果実酒などそろえる。
前田さんは「営業時間はこの地域の様子を見ながら調整している。値段もそんなに高くはないので、気軽に一度ジビエを試してもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時~翌2時(日曜・祝日は15時~23時、祝前日は翌2時まで、月曜は23時30分まで)。