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目黒雅叙園で「神の手●ニッポン展II」 国内作家5人の合同展

「神の手」ポーズを取る出展作家たち

「神の手」ポーズを取る出展作家たち

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 目黒雅叙園(目黒区下目黒1、TEL 03-5434-3140)で11月18日、「神の手●ニッポン展II」が始まった。

水引工芸家の内野敏子さんと作品で1000本の水引を使った「鳳凰」

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 同展は、「神の手と呼ぶにふさわしい技術を持つ」日本人作家6人による合同展。「これを人が作ったのか」「細やかな作品の世界に時間を忘れて見入った」など、来場者の反響を呼んだ前回に続く2回目の開催となる。

 今回の出展作家は、水引を用い立体的な作品を創作する水引工芸家の内野敏子さん、卵の殻に装飾を施すエッグアーティストの遠藤一恵さん、アニメや映画に登場する主人公の住まいの間取りを1/40スケールに再現した立体間取りアーティストのタカマノブオさん、革素材にこだわり独創のリアリズムを追求したレザーアーティストの本池秀夫さん、紙を使った優しい色使いで温かいストーリーを感じさせるペーパーアーティストの中山ゆかりさんの5人が参加し、同園百段階段の各部屋で展示する。

 内野さんは「十畝(じっぽ)の間」の床の間にメイン作品の「鳳凰(ほうおう)」を展示。以前の雅叙園のロゴが鳳凰で、来年が酉(とり)年でもあることから、1000本ほどの水引を使い制作した。「会場の印象からも赤を基調に制作しようと思った。作品の後ろ姿がメインとなるが、ほとんどの方が横から見られるので、少し横向きに展示するなど工夫している」という。

 展示会場の「百段階段」は、1935(昭和10)年築の東京都指定文化財。99段ある階段廊下の各階に7部屋を設け、アーティストが1部屋ずつ作品を展示している。最上階の「頂上の間」では前回参加アーティストの作品やアーティストの紹介動画の上映なども行っている。

 同園広報の根本佳奈さんは「細やかで繊細な作品ばかり。当園の絵や建築と合わせて感じていただきたい。女性でも男性でも楽しめる内容になっているので来場いただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~18時。入場料は一般=1,200円(前売りは1,000円)、学生=600円、小学生以下無料。12月25日まで。

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