目黒川の全長約3.8キロにわたる目黒区内沿道に3月25日、約3300個のぼんぼりが点灯する。主催は「目黒川を豊かな生活環境にする会」。
全国で東京が一番早く、21日に桜の開花宣言がされ、桜の名所として全国的にも有名になった目黒川の沿道のソメイヨシノなど約800本の桜にぼんぼりが設置された。設置は大橋から品川との区境まで続き、今年で31回目。24日現在は場所により異なるが、一分から三分咲きほど。
会長の追川幸之助さんは「目黒川沿いに咲く桜の保全と目黒川周辺の環境保全運動の一環として、川沿いにぼんぼりを設置し桜をライトアップしたのが始まり。年々、目黒川が有名になるにつれて多くに人でにぎわうため、安全面やマナーなど地域の住民への配慮なども考えていかなければ」と話す。
ぼんぼりは協賛すると10文字程度自由に文字を掲載することができ、店名や会社名、個人名のほか、家族に贈るお祝いメッセージなどがさまざまメッセージを記載することができる。
ぼんぼりに協賛した30代男性は「毎年、この季節を楽しみにしている。家族が増える度に、ぼんぼりでお祝いのメッセージを贈る。美しい桜も楽しめて、写真撮影などすると記念になる」と話す。
追川さんは「中目黒などはたくさんの人でにぎわうので、桜を愛(め)でながら通行する際は安全に目黒川のライトアップした夜桜を楽しんでほしい」と話す。
ライトアップは日没~21時ごろ。4月10日まで。