目黒雅叙園(目黒区下目黒1、TEL 03-5434-3140)で現在、「百段雛まつり~瀬戸内ひな紀行~」が開催されている。
今年で6回目となる同展。これまで、山形、京都、越後、信州、栃木、九州の雛文化を紹介し延べ28万人が来場している。瀬戸内地方の雛文化を展示し、日本最少級7センチの「享保雛(きょうほびな)」から日本最大級80センチの「二寸雛(にすんびな)」や当時の最高級の「檜皮葺御殿飾り雛(ひわだぶきごてんかざりひな)」などさまざま。
同館での展示会場は東京都指定文化財の「百段階段」。昭和10年に建てられ、99段の長い階段廊下には7部屋が各階に配置され、天井や欄間には当時の著名な画家たちが創り上げた美の世界が描かれる。
企画協力の二木屋主人、小林玖仁男さんは「雅叙園の絢爛(けんらん)豪華な場所とおひなさまの芸術があっている。きわものときわものの大共演となるスペクタクルのような世界観なので楽しんでいただきたい。」と話す。
開催時間は10時~18時。入場料は一般=1,500円(前売り=1,200円)、学生=800円、小学生以下無料、3月8日まで。