目黒駅前の自転車文化センター（品川区上大崎3、TEL 03-4334-7953）で現在、「ハンドメイドバイシクルの魅力展」が開催されている。運営は日本自転車普及協会。

館内の様子

　「ハンドメードバイシクル」をテーマに体格や目的に合わせ、注文生産で世界に1台だけの自転車を紹介する同展。自転車のフレームを組み立てる前のパイプやパーツの実物を展示し、製作工程を写真パネルや映像で紹介。実車展示では「中野浩一選手世界選手権V6達成車」や子ども用の競技自転車、ツーリング用の自転車なども展示している。

　運営課課長の村山吾郎さんは「毎年、ハンドメードハイシクル展を科学技術館で行っている。年に2日間だけなので、もっと長く見てもらいたいという気持ちからハンドメードバイシクル展と連動し当館で行う事となった。それぞれ用途が違う自転車を展示している。競技用から体に合わせて作られたものや障害者の自転車などさまざま。自転車に詳しくない方にも注文生産で自転車を作る『ハンドメードバイシクル』というものを知ってもらえれば」と話す。

　自転車に関する書籍約9000冊を所蔵する同館。国内外の自転車雑誌などの閲覧も可能。旧刊や貴重な書籍は会員登録すれば閲覧可能となる。

　村上さんは「これから暖かくなって自転車で楽しむ季節になっていく。自転車を趣味やスポーツとして楽しむ方が増えている。「自転車の楽しみ」の幅を広げるきっかけとして当館を利用いただきたい」とも。

　開館時間は9時30分～17時。入館無料。3月25日まで。