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目黒のコワーキング空間で狂言-撮影可能、SNSなどで拡散希望

講義をする大藏教義さん(前回開催時の様子)©Kaori Aramaki

講義をする大藏教義さん(前回開催時の様子)©Kaori Aramaki

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 目黒のコワーキングスペース「HUB Tokyo」(目黒区目黒2)で3月27日、「狂言LABO~謡とリズム編~」が開催される。

能面をつける参加者(前回開催時の様子)©Kaori Aramaki

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 今回で6回目を迎える同イベント。「狂言」を構成する要素について毎回テーマを絞り、講義を行う。これまでのテーマは「鑑賞の仕方」「キャラと装束」「狂言面」「謡・舞・語り」など。現代の視点から、舞台の見所や見方をレクチャーするほか、実際に狂言の体験もできる。

 今回のテーマは「謡とリズム」。日本古来の謡と現代の歌謡曲との違いなどを説く。

 能楽師狂言方(かた)の大藏教義さんは「狂言は身近で気軽に楽しんでいただける伝統芸能。こうした場所で行うのもあまり例がない。実験的な試みもある」と話す。「このコワーキングスペースはさまざまなビジネスなど実験が行われているイメージ。そうした場所で、狂言を通してアイデアを生かしていただきたい」とも。

 今回のイベントは写真撮影が可能。「どんどん写真を撮ってもらって構わない。この業界では写真を撮る行為もダメなので、こんな機会はあまりないと思う。SNSなど現代のツールを使って伝統芸能を広めてほしい」と大藏さん。

 同イベントでは狂言鑑賞を楽しむための三原則を提言している。「一、楽しかったら笑うべし!」「二、分からない言葉は無視するべし!」「三、好きなように想像するべし!」

 大藏さんは「狂言は650年前から続くショートコント。現在の私たちでも分かる話ばかりなので、気持ちの中で化学反応が起きれば。狂言は、もっと身近なものであるべき。皆さんに届けたい」と来場を呼び掛ける。

 19時20分開場、19時45分開演。入場料は、前売り=3,300円、当日=3,800円。

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