渋谷ヒカリエ(渋谷区)で3月3日、水辺をテーマにしたフォーラム「ミズベリング ジャパン」が開催された。
「水辺の活性化」を目的に、建築や金融の専門家らが2014年に設立したミズベリング・プロジェクトは、「ミズベ、ヤルベ」をキャッチコピーに公共空間の河川敷など水辺の新たな活用法を提案し、発展へとつなげる取り組みを行っている。過去最大規模のイベントとなったこの日のフォーラムには約600人が集まった。
会場では、東急電鉄(渋谷区)の東浦亮典統括部長、西日本鉄道都市開発事業本部の花村武志さん、水都大阪パートナーズ理事の泉英明さんなどによるプレゼンや専門家や有識者を交えた公開討論会を行った。
このほか、「ミズベリングアートインスピレーション」として、音楽家のトベタ・バジュンさんによる水と効果音の組曲、東儀秀樹さんが「ひちりき」演奏で参加した「春の小川」などを披露した。
トベタさんは「今回のイベントは渋谷で開催されているので、渋谷川を題材にした楽曲『春の小川』を東儀さんと制作している。他にも、水でリズムをとった楽曲を歌手の小池光子さん(ビューティフルハミングバード)との『春の小川』も制作し披露した。これからは川や水辺に共鳴した音楽を作っていきたい。目黒のオフィス近くにある目黒川なども馴染みがあるので今後は目黒川など題材にした曲など、全国的に『水辺の音楽・川の音楽』を作っていけたら」と意欲を見せる。