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目黒区民センター内にカフェレストラン「われもこう」 障がい者へ雇用の場提供

店長の髙柳裕さん

店長の髙柳裕さん

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 目黒区民センター内に6月21日、カフェレストラン「われもこう」(目黒区目黒2、TEL 03-3712-8866)がオープンした。運営はあかねの会(練馬区)

店内の様子

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 席数はテーブル席49席。区民センター内に併設されており、和食から洋食、アルコール類も扱う。店名はバラ科の植物「ワレモコウ」から来ており、同社の「誰かのために何かの役に立ちたい」などシンボルにもなっている。

 同社は社会福祉法人としてグループホームや実習所、レストランなど知的障がい者の就労支援を行っており、同店はスタッフに障がい者など就労継続支援A型として雇用する。

 就労継続支援A型とは、障がいにより企業で働くことが困難な人で、雇用契約に基づき、継続的に就業が可能な65歳未満の対象者で、生産活動、その他の活動の機会の提供、就職に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、支援を行う取り組み。

 店長の髙柳裕さんは「オープンセレモニーには青木区長や区議会議員などが駆け付けていただいた。区長からも『就労継続支援A型として成功させてほしい』との言葉も頂いたので頑張っていきたい」とも。

 メニューは、野菜を中心とした献立の「目黒御膳」(600円)、「カキフライ御膳」(810円)、「トンカツ御膳」(840円)、「懐かしいナポリタン」(650円)、「オムライス」(650円)、スパイスから作る「カレーライス」(600円)、「5種類の野菜スパイシーカレー」(870円)など。デザートは同社実習所で作られた「心の鐘サブレ」(130円)、「虹色の鐘ケーキ」(170円)などを扱う。

 ドリンクは、「コーヒー」(200円)、「カフェオレ」(250円)、ビール(540円)、ノンアルコールビール(340円)、チューハイ、日本酒なども。他に栃木県足利市の障がい者施設で作られた「こころみワインセット」(650円)、「農民ロッソワイン」(グラス=550円)、「ここわいん」(グラス=500円)などもそろえる。

 店内では、同社が運営する清水実修所(目黒区)で障がい者が作った、さをり織りのペンケースやクッションカバー、名刺入れなども販売。「障がい者が糸の色など自分で選んでデザインしている。一つとして同じものはないオリジナルなので、そうしたところも見ていただきたい」と髙柳さん。

 「目黒川や図書館、美術館、市民プールなどコンパクトにまとまっていて楽しい所。施設を利用した際にはぜひ立ち寄っていただきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。月曜定休。

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