目黒駅近くに焼き鳥店「やきとり阿部」(品川区上大崎3、TEL03-5422-9834)がリニューアルオープンして1カ月がたった。店舗面積は約11坪、席数はカウンター9席を含む17席。
目黒の人気焼き鳥店「鳥しき」の姉妹店の鶏料理店「Gallus(ガルス)」の店主、阿部友彦さんが独立し、リニューアルオープンさせた。福島県産伊達(だて)鶏を使い、焼き鳥のタレは同店オリジナルで、前店から受け継いでいるキレのある味が特徴という。ドリンクはワインや日本酒などをそろえる。
阿部さんは「伊達鶏は絞めてから翌日には提供するようにしている。翌日提供することでうま味が出て、歯切れの良い食感や内臓なども臭みがない」と話す。「リニューアル前から日本酒と合わせたいという声をたくさんいただいたので、ワインのほか日本酒もこだわったものをそろえている」とも。
メニューの焼き鳥など串焼きはお任せとなっており、うま味があり歯切れが良い「かしわ」、臭みがなくとろけるような食感の「きも」、脂が甘くジューシーな「まるはつ」、通常の手羽先の1.5倍くらいの大きさがあり、骨の周りの肉にうま味がある「てばさき」、コリッとした食感や柔らかい食感が楽しめる「しょくどう」や「ぼんじり」のほか、「あきれつ」「せせり」「ひざまわり」(1本=250円~)などを提供。食事の締めでよく注文があるという「チキンカツサンド」(850円)や伊達鶏のモモ肉を薫製し刻んだものを入れた「ポテトサラダ」(550円)など一品料理もそろえる。
ドリンクはフルーティーで香りが華やかで、口溶けが良いという日本酒「阿部 原酒」(半合=600円)、長野の酒でキレのある辛口の「大信州 夏のさらさら純米吟醸」、「滝自慢 純米 滝水流」(同=450円)、「石鎚 緑ラベル 純吟」(同=500円)など。赤ワインは「ランチ32 ピノノワール エステート グロウン」(グラス=900円)、白ワインは「モンキエロ・カルボーネ ガヴィディガヴィ」(同=800円)、スパークリングワインは「丸藤 葡萄(ぶどう)酒エチュード ルバイヤート」(同=950円)など約30種類以上のワインをそろえる。季節により扱うものを変えていくという。
阿部さんは「前の店の時から来店していただいている方もたくさんいる。私もまだ若手なので、応援してくれる方が多い。これからもおいしい焼き鳥を提供して、地域の方に愛されるお店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は18時~24時。日曜・祝日定休。