目黒駅前商店街振興組合(品川区上大崎2)が主催する秋の恒例イベント「第21回 目黒のさんま祭り」が9月4日、JR目黒駅東口前から目黒通りにかけての周辺一帯で開催される。
毎年約7000匹の岩手県宮古市から提供されたサンマをその場で炭火焼きにし、無料で振る舞う同イベント。今年は7000匹のサンマを和歌山県みなべ町の備長炭で焼き上げ、岩手の塩で味付けされる。ほかに徳島県神山町のスダチ、栃木県高林の辛味大根の大根おろしを添える。
昨年は約3万人の来場者でにぎわい、サンマを求める人で上大崎3丁目の交差点近くまで列ができた。
同イベント実行委員長の中崎政和さんは「昨年も朝5時にはすでに300人くらいが並んでいたくらい。一番早い人で前の晩から並んでいる人もいた。並んで食べられなくても、商店街でサンマを食べることができるので、一帯で楽しんでもらえれば」と話す。
当日は誕生八幡神社で落語会「目黒のさんま寄席」(入場無料)が行われ、春風亭昇太さん、立川志ららさん、三遊亭吉窓さん、エルシャラカーニさんらが出演予定。同落語会の様子は「目黒のさんま放送局」(AMラジオ、周波数1350キロヘルツ)とユーストリームで中継する予定。駅前ロータリーでは「ふるさと物産展」「商店街ワゴンセール」なども予定する。
日本気象協会のホームページによると今週末は天気が崩れる予報だが、中崎さんは「雨天でも決行する。最初から墨がつかないような悪天候だったら、そのまま生のままサンマを配布する予定」と話す。
開催時間は10時~14時。