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中目黒と西小山の革職人がタッグ サンダルを提案、全工程目黒で生産

中目黒と西小山の革職人がタッグ サンダルを提案、全工程目黒で生産

渡辺今朝吉さん(左)、小花亮介さん(右)

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 中目黒の会員制レザークラフトアトリエ「アールアトリエ ドゥ トラバイユ中目黒」(目黒区中目黒3)の小花亮介さんと同区西小山のレザーブランド「LEFT HAND」の渡辺今朝吉(けさきち)さんが目黒の革職人同士でタッグを組み、レザーサンダルを企画制作した。

クロムエクセルの革を使ったサンダル

 サンダルは全工程を同区内で製造する。使われる素材は随所にこだわりを見せ、アメリカシカゴにあるホーウィン社の「クロムエクセル」といわれる革を使う。特徴はオイルレザーよりもオイルが多く含まれ、革を折り曲げたり、引っ張ったりした時にオイルが繊維内を移動して表面の色が変わるという。ほかにソールにはクッション材が入っており、土踏まずにも三日月型のクッション材が入っているため、足のフィット感も向上させているという。

 小花さんは「サンダルの『トゥ』と呼ばれるつま先の部分の膨らみを成型していくのは難しい。ミリ単位で製図し、精密に成型して作っている」と話す。

 きっかけは渡辺さんが小花さんのアールアトリエで行うサンダルのワークショップに参加。職人としてお互いに信頼のおける関係になったという。サンダルの先端部分の膨らみをうまく表現するには小花さんとのコラボをした方がいいと判断し、渡辺さんが企画を持ち掛けた。サンダルのアッパー部分を小花さんが製造し、ソールなど渡辺さんが仕上げ作業を行い、協業することとなった。

 渡辺さんは「同じ区内で革を扱い、洋服の趣味なども含めて小花さんとはスタンスが近く、共通したところがあった」と話す。小花さんは「渡辺さんは親子くらい年が離れていて、実際にお父さんとして思っているくらい人柄など信頼している」と互い信頼の下、企画を始めるきっかけになったという。

 渡辺さんは原宿のレザークラフトショップ「GORO’S(ゴローズ)」のオーナー高橋五郎さんの弟子、田尻種彬さんの下、レザークラフトに関して修業し、2006年12月に左利きであることから「LEFT HAND」名付けたブランドを立ち上げ独立した。小花さんは北千住の「天神ワークス」で4年間修業した後、昨年5月、中目黒に同店を開いた。

 渡辺さんは「このサンダルの革は手入れがあまりいらないので、雨の日でもどんどん履ける。極端な話、汚れたら洗えるくらいの革なので、あまり気を使わず履けるのが特徴。目黒区で全ての工程を製造しているので、目黒区の人に履いてもらえたらうれしい」と話す。

 価格は3万240円。ウェブとアールアトリエで扱う。

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