飼い主と預かり手となるドッグホストのマッチングサービスなどを行う「ドッグハギー」(目黒区中町1)が来年2月で4周年を迎える。
獣医を目指していたCEOの長塚翔吾さんが、日本の動物福祉向上を目指して2015年に設立した同社。ドッグホストのマッチングサービスのほか、しつけや愛犬と一緒に出掛けられる場所などの情報も発信している。
「犬の殺処分を減らすためには、捨てられた犬の受け皿だけでなく、飼い主が犬を捨てる行為そのものを止める必要がある。だが、外出や転居時に安心して愛犬を預けられる先を探すのが難しく、まだまだ犬を飼いにくいのが日本の現状。一方、経験などを生かして犬を預かりたいという人も少なくない。両者をつなぐことで、愛犬家コミュニティーが形成される。街の皆さんが犬の家族となることで、日本を動物先進国にしていきたい」と話す。
現在、ドッグホストも募集している。ドッグホストになるには、同社が開く説明会に参加のうえ、家に居ながら受験可能なの審査に合格するとドッグホストとして登録される。飼い主は、同社のサイトから条件が合うドッグホストを選び、事前に直接面談のうえ、愛犬をドッグホストに預けることができる。