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目黒通りに小型の豚「マイクロブタ」カフェ ペットとして身近な存在に

プロジェクトリーダー皆川竜二さんとマイクロブタ

プロジェクトリーダー皆川竜二さんとマイクロブタ

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 品種改良によって生まれた小型の豚「マイクロブタ」と触れ合えるカフェ「mipig cafe(マイピッグ カフェ)」(目黒区目黒4、TEL 03-6712-2011)が3月1日、目黒通り沿いにオープンした。

気軽に触れあえる2階・リビング

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 芸能人や海外セレブらのペットとして「ミニ豚」の人気が高まっているが、通常の豚は体重約100~300キロ、ミニ豚は約40~100キロまで成長するのに対し、同店のマイクロブタは約18~40キロとさらに小型。イギリスやアメリカなど海外では、すでにペットとして人気だという。

 カフェを共同運営する「SaLaDa」(横浜市)はマイクロブタの輸入や繁殖を行うプロジェクト「マイピッグ」を展開し、クラウドファンディングで資金を集め、国内初のマイクロブタ専用ファームを昨年建設。続いて同店を開いた。

 プロジェクトのリーダーで同社取締役の皆川竜二さんは大の動物好きで、「マイクロブタに興味を持って飼ってみたいと調べてみると『個人輸入』しか方法がなく、手続きも難しかった。賢くて愛らしいマイクロブタの魅力を日本でも知ってほしいと思ううちに、気付けば自分たちでファームを作ることになってしまって…」とほほ笑む。提携する本場・イギリスのファームから種豚を輸入し、昨年末から日本生まれのマイクロブタが誕生している。

 自宅にいるような雰囲気の「マイクロブタさんのおうち」がコンセプトのカフェは、目黒通り・元競馬場前バス停近くにある路面店で、1階~4階の4フロア構成。各フロアに常時2匹のマイクロブタがおり、1階で入店受け付けや手洗いなどを済ませて上がると、2階「リビング」、4階「屋根裏部屋&バルコニー」のプレイルームでより身近に触れあうことができる。3階「ラウンジ(着席)」スペースでは、マイクロブタをペットとして飼いたい人のための相談などにも応じている。

 各フロアとも飲食可能で、コーヒー(600円)、カフェオレ(700円)、各種ソフトドリンク(600円)、「ブタさんケーキ(休日のみ限定10食)」「特製チーズケーキ」(以上850円)などのメニューも用意する。

 「アメリカやイギリスでは豚は『ペット』として一般的だが、日本では畜産物として養豚する、食べるというイメージが強い。小型の柴犬・豆柴に近い感覚で小型改良したマイクロブタを通して、そんな既存のイメージが変わればと願っている」と言い、「将来的には近隣の子どもたちにマイクロブタに触れ合う機会なども作っていけたら」とも。

 広報担当の北川史歩さんは「マイクロブタは人に懐きやすく飼育もしやすいが、中型犬サイズまで成長して寿命も10~15年と長生き。途中の飼育放棄を防ぐためにも、まずカフェでマイクロブタに触れ、成長過程も見ていただいて『本当に家族として迎えられるか』をじっくり考えてもらえる場になれば」と話す。

 営業時間は10時~20時。料金は30分800円(ワンドリンク制、延長30分ごとに500円)。小学生以下の子どもは無料だが、保護者同伴が必要。ホームページで予約を受け付けている。

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