円融寺(目黒区碑文谷1)で9月22日、「オーガニック寺マルシェ」が開催される。
円融寺は1100年以上の歴史を持ち、都区内最古の木造建築で重要文化財にも指定されている釈迦堂のある天台宗の名刹(めいさつ)。
「オーガニック寺マルシェ」は円融寺が主催。コンセプトについて、住職の阿純章さんは「生きていることを感じ、自分で考えて選択する場を創造する。自然や作物に本気で向き合っている生産者と食べる人との縁を紡ぎ、みんなが一つになるひとときを提供する」と話す。「円融は仏教の言葉で『全てが丸く溶け合う』という意味。仏教の禅の教えと、農業の自然観が一つになることを表現できれば」とも。
マルシェには農家が出店し、農薬や化学肥料を使わない自然栽培で育て野菜や、その土地で代々受け継がれてきた固定種の野菜を販売。オーガニックのクッキーや蜂蜜などの加工品も販売する。軽食が楽しめる飲食店と自由に休憩できる「境内フードコート」を用意する。
特別イベントとして、8月24日に公開された映画「お百姓さんになりたい」の主人公、あかし農園の明石誠一さんと阿さんによるトークセッション(先着順、13時~14時)と、青空写経(参加自由、10時~15時)が行われる。トークセッションでは明石さんの農業を通した生き方を阿さんが仏教的切り口でひもとく。
開催時間は9時~15時。雨天決行、荒天中止。