目黒区と友好都市の宮城県気仙沼市の復興支援イベントが3月13日、目黒区総合庁舎で始まる。
目黒区と気仙沼市は、「目黒区民まつり」のメインイベントとして1996(平成8)年に始まった「目黒のさんま祭」で、全国有数の生鮮サンマの水揚げ量を誇る気仙沼市がサンマを無料提供したことから交流が生まれ、2010(平成22)年には友好都市協定を締結。翌年発生した東日本大震災では、大きな被害を受けた同市に同区が応援職員を派遣するなど復興支援を行ってきた。
今回のイベントは、「目黒区民と気仙沼市民の交流の機会と今後の復興支援の形」として、これまで毎年開催してきた写真展に加え、同市の水産加工品などを販売する「物産展」と、同市の食材を使ったメニューを同庁舎レストランで提供する「東北復興応援フェア」を新たに展開する。
同庁舎本館1階・西口ロビー展示スペースでは、気仙沼市の震災前・被災直後の様子を捉えた写真展と、物産展(14日・15日)を開く。販売するのは、サンマの佃煮やのり、ワカメ、ふかひれ濃縮スープ、「気仙沼のソウルフード」として知られるパン「クリームサンド」などを予定する。気仙沼市観光キャラクター「海の子 ホヤぼーや」も来場する。
本館1階・レストランでは、生鮮カツオの水揚げ量で26年連続連続1位(2022年)を記録した気仙沼産のカツオを使った「気仙沼カツオ竜田揚げ丼」(570円)を用意する。
同区担当者は「気仙沼復興写真展は震災のあった2011(平成23)年から毎年実施し、今年で12回目を迎える。気仙沼フェアに来ていただき、被災から力強く復興している気仙沼市に思いを寄せてもらえたら」と話す。
開催時間は、写真展=8時30分~17時15分、物産展(14日・15日)=11時~16時、東北復興応援フェア(レストラン)=11時~14時(準備数なくなり次第終了)。今月17日まで。