目黒区役所(目黒区上目黒2)で3月5日から、写真展「友好都市・気仙沼市復興応援写真展-復興途中の気仙沼市を知る-」が開催されている。
気仙沼市の震災前から現在までを写した同展は、東日本大震災の翌年から同区役所1階休憩コーナーで毎年行われているもの。
目黒区と気仙沼市は「目黒のさんま祭」を通じ、2010年9月に友好都市協定を結んでいる。翌年3月11日、東日本大震災で気仙沼市が甚大な被害を受けたことから、同展を毎年行っている。
会場では、「震災前の気仙沼」、「気仙沼市との交流」、「震災直後と復興途上の気仙沼市」の3つのテーマに分けてコーナーを設け、気仙沼市在住の梅津覚太郎さんをはじめ地元住民が撮影した写真を展示する。
文化交流課の大橋信明さんは「気仙沼市との交流や被災から復興 途上の今の現況をより多く知ってもらい、東日本大震災を風化させず、友好都市・気仙沼市への継続した支援を訴えていこうと3年前から写真展を開いている。目黒区の友好都市である気仙沼市を震災前から震災当時の様子、現在の復興状況などを通じ、現在の復興状況を見てもらいたい」と話す。
区では現在、「友好都市・気仙沼市被災募金」として気仙沼市への義援金を募っている。総合庁舎窓口や住区センターを始めとする区内各施設の窓口に義援金箱を設け、義援金口座を開設するなど気仙沼市への支援を呼び掛ける。これまでの義援金総額は1億3,775万9,800円に達している。
大橋さんは「一人でも多くの方に見て頂きたい。被災地の状況は各メディアで報じられているが、写真を通じて気仙沼の今を見てもらい、こういういう状態だという事を忘れないでほしい。またそういった想いが義援金につながれば」と来場を呼び掛ける。
3月18日まで。