目黒区山手通り沿いにあるラーメン二郎目黒店(目黒区目黒3、TEL 03-3793-2785)が3月11日、イベント「3・11チャリティー二郎@目黒店」を開催した。
同店は水曜定休だが、東日本大震災のチャリティーを行うため臨時開業した。「ラーメン二郎」は東京都・港区三田に本店を構え、関東圏を中心に30店以上展開。極太の麺に濃厚な豚骨しょうゆ味のスープ、背脂、ニンニク、モヤシ、肉厚のチャーシューなどボリュームが多いことで知られる。普通のラーメンを「小」、大盛りラーメンを「大」と呼び、中や並などの設定はない。同ラーメン店が好きな人を通称「ジロリアン」と呼ぶ。
当日はチャリティーとして、全メニューを1,000円で提供。「麺の量は好きなだけ食べ放題」とし、売り上げの一部から目黒区の友好都市である気仙沼市、角田市への教育関連に寄付を行うとした。
店主の若林克哉さんは「世間では震災後1、2年は緊張感持って募金を活発的にやっていたが、だんだんショックも薄らいできていて風化しつつある。復興はもう終わったみたいな感じになっているので、もう一度やろうと思った」話す。
通常時のメニューは「小ラーメン」(500円)、「大ラーメン」「小ラーメン豚入り」(以上600円)、「大ラーメン豚入り」「小ラーメンW豚入り」(以上700円)、「大ラーメンW豚入り」(800円)の6種類。
「東京ではラーメンの仕事ができているから幸せだと思いながら、東北の方に心寄せながら実施した」と若林さん。「まだまだ復興は終わってない。もっとやってほしいという声があれば、またやりたい」と意気込んだ。