上目黒にキンキと毛ガニ料理専門店「吉次蟹蔵(きちじかにぞう)」(目黒区上目黒3、TEL 03-3712-5211)がオープンして2カ月がたった。
中目黒に居酒屋「なかめのてっぺん」などを展開するMUGEN(同区)が運営する同店。店舗面積は20坪。席数は32席。店名の「吉次(きちじ)」は、一般的にキンキの名で知られる魚で秋から冬にかけて旬という。
店長の稲井真一さんは「吉次は目方800グラムの大きいものを仕入れている。今の時期は脂ものっており、とてもおいしい。活毛ガニは味も食感もとてもいい。メーンの大根鍋は、白みそをベースにした毛ガニと大根のシンプルな鍋だが、バターとカニみそが溶けた汁が大根にしみ込んでいく味の変化も楽しんでもらいたい」と話す。
メニューは北海道紋別産のキンキを使った「吉次のしゃぶしゃぶコース」、北海道産の生きた毛ガニを使った「活毛ガニ大根鍋コース」(各4,500円)の2コースを用意。一品料理は「キンキの湯豆腐」(780円)、「カニとイクラのだし巻」(680円)、「蒸し毛ガニのポテトサラダ」(580円)など。ドリンクは、ビール、ウイスキー(以上630円)の他、日本酒(1合870円~)や国内産のワイン約20種類(ボトルのみ3,500円~)など用意する。
「日本酒のおちょこはお客さまに選んでもらっている。選ぶ楽しみが増えると好評。ワインに関しては陶器でできたワインカップもお薦めしている。表面の細かい気泡がスワリングの効果を生み、飲み口と味の変化を楽しめる」と稲井さん。「当店は隠れ家的にくつろげると思う。お客さまが大切な人を連れて来てくれるような店を作っていきたい」と意気込む。
営業時間は18時~翌1時。月曜定休。