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目黒雅叙園に「青森ねぶた」 「和のあかり」展PR、島根県の石見神楽も

通常より2倍ほど大きいねぶたの前で内山龍星さん(左)、立田龍宝さん(右)

通常より2倍ほど大きいねぶたの前で内山龍星さん(左)、立田龍宝さん(右)

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 目黒雅叙園(目黒区下目黒1、TEL 03-5434-3140)で5月17日、「和のあかり」展で一般公開する「青森にねぶた」「石見神楽」の先行展示が行われた。

島根県の伝統芸能「石見神楽」

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 今年7月に開催する「和のあかり」展PRを兼ね、同園内にある東京都指定有形文化財「百段階段」で行った同展示。

 「漁礁(ぎょしょう)の間」では昨年、初展示したねぶたを今年も披露。40年以上ねぶたに携わるねぶた師の内山龍星さんと弟子の立田龍宝さんが、「閻魔(えんま)大王」をテーマに1カ月の制作期間を経て展示する。展示には地獄の裁判官「閻魔大王」、罪深い人を導く「赤鬼」、水や火の神でもある「龍(りゅう)」を配置し、LEDや電球を使い照明も演出にこだわる。青森ねぶたの実寸のサイズより2倍大きいサイズとなり、本場の青森でも見ることができないほど間近で見られる展示となっている。

 内山さんは「昨年は弟子が参加したので、今回は負けてられないとの気持ちで制作した」と話す。弟子の立田龍宝さんは「龍を制作したが、名前にも龍という字を頂いているので丁寧に仕上げた。位置や角度など迫力が出るように工夫もしている。今年は師匠と一緒に制作できたのがうれしかった」とも。

 他に「清方の間」では、今年初展示となる島根県の伝統芸能「石見(いわみ)神楽」も展示。「大蛇(おろち)」の演目を基に大蛇や須佐之男命(すさのおのみこと)、櫛名田比売(くしなだひめ)などが並んだ。大蛇の蛇胴(じゃどう)部分などはユネスコ無形文化遺産にも登録されている石州(せきしゅう)和紙を使用。そのほか、神と鬼が対決する鬼舞の代表的な神楽「塵輪(じんりん)」として神2体、鬼2体を展示した。

 島根県観光交流課の大驛弘訓(おおえきひろのり)さんは「昔の古いものではなく、常に新しく変化していっている。演目も分かりやすいものになっているので初めて見た方も楽しんでいただける。最近ではEXILEやももいろクローバーZのライブパフォーマンスにも取り入れられたこともある」と説明。「これほど近距離で見られる機会はあまりない。石見神楽は島根で毎週のように演目が行われているので、島根にも足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 「和のあかり」展は7月1日~8月28日、同会場で開催する。

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