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東京都庭園美術館で「こどもとファッション」展 子どものファッションの歴史紹介

女児用ワンピース・ドレス、ケープ(1855-1865年頃)東京家政大学服装史研究室

女児用ワンピース・ドレス、ケープ(1855-1865年頃)東京家政大学服装史研究室

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 白金台の東京都庭園美術館(港区白金台5、TEL 03-5777-8600)で現在、「こどもとファッション小さい人たちへの眼差(まなざ)し」展が開かれている。

東京都庭園美術館 本館

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 子ども服や子どもの姿が描かれた絵画、版画、写真を通じて、時代につれて変遷してきた子ども観の歴史をたどる同展。

 同館では2009年以来、7年ぶりのファッション展となる。イギリスやフランスの由緒ある家などから30年以上かけて収集された個人のコレクション約30点を展示する。日本初公開の物もあり、一番古い物は1730年~1755年ごろの女児用ワンピース・ドレスという。

 同館の八巻香澄さんは「今回の『「こどもらしさ」は、こどもが作ったわけじゃない』というキャッチコピーは、『子どもらしさ』とは子どもがどのように振る舞うかではなく、大人側の視点を表している。子どもが持っている特性、性質を好ましいものとして評価する目を持つことで初めて子どもらしいという概念ができる」と話す。

 同展では日本の大正期の子ども服を長野県須坂市の田中本家博物館や、昭和初期の女児服を神戸ファッション美術館からも出展している。

 ほかに地域とのつながりを生かした取り組み「あーととあそぶにわ」と題した、幼児から小学生低学年とその家族を対象としたワークショップなども企画している。

 八巻さんは「大人にとっては懐かしい服もあったりするので、自分の思い出など重ね合わせて、楽しんでいただければ」と話す。

 開館時間は10時~18時(入場は30分前まで)。第2・第4水曜休館(祝日の場合は翌日)。入場料は、一般=1,100円、大学生=880円、中・高校生・65歳以上=550円、小学生以下と都内在住在学の中学生無料。8月31日まで。

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