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東京都庭園美術館で「マスク展」 仏国立ケ・ブランリ美術館から100点

キフェベ仮面 ソンゲ (コンゴ民主共和国) 
Kifwebe Mask, Songye (DemocraCc Republic of the Congo)
© musee du quai Branly, photo Sandrine Expilly

キフェベ仮面 ソンゲ (コンゴ民主共和国) Kifwebe Mask, Songye (DemocraCc Republic of the Congo) © musee du quai Branly, photo Sandrine Expilly

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 白金台の東京都庭園美術館(港区白金台5、TEL 03-5777-8600)で現在、「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」が開かれている。

東京都庭園美術館 本館

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 同展は、フランス国立ケ・ブランリ美術館による日本初のコレクション展。アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)約100点を展示する。土地の特質や文化を背景に、人々のさまざまな願いが反映された仮面はユニークな形や素材で生み出される。

 ケ・ブランリ美術館のステファヌ・マルタン館長は「庭園美術館本館は旧朝香宮邸という特別な建物。光と作品との対話など、光がどこから差してきているのか、それに向かって作品がどういう方向に置かれているのか、そのように展示された場所など見ていただきたい」と話す。

 日本展のキャッチフレーズでもある「謳(うた)え、踊れ、驚異の‘ハイブリッド’たちよ」の「ハイブリッド」とは仮面を身に着けることによって、自然と向き合い、神や精霊と通じ音楽やリズムで、我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ2つの異なる要素を組み合わせた存在を指すという。

 同展を企画したイヴ・ル・フュールさんは「ケ・ブランリ美術館で作品が展示されている時はわずかな照明だけが作品に当たっているが、今回はマスクが現実に表れているのと同じように光あふれる中に作品を展示した」と話す。

 開館時間は10時~18時(入場は30分前まで)。第2・第4水曜休館(祝日の場合はその翌日)。入場料は、一般=1,200円、大学生=960円、中・高校生・65歳以上=600円、小学生以下無料。6月30日まで。

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