東京急行電鉄(渋谷区)が9月7日、東京メトロ(台東区)と共同で今年11月に中目黒駅高架下での開業を目指す新施設の名称やロゴ、テナント全28店舗を発表した。
同施設は、東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅周辺の高架下空間を約700メートルにわたり直線状に開発する事業で、店舗、事務所など全28店舗が出店する。
施設名称は「中目黒高架下」に決定した。住みたい街や、ファッション・飲食を問わず文化の発信地として知られる「中目黒」の地名を生かし、同施設の特徴の「高架下」を組み合わせてシンプルに命名した。
出店する店舗は「スープストックトーキョー」を運営するスマイルズ(同区)が新たに手掛ける、窯焼き料理とワインの専門店「PAVILION(パビリオン)」やカレー専門店「井上チンパンジー」など、14店舗が新業態として登場するほか、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区)が、書籍販売を中心にカフェを併設する「蔦屋書店」や、トランジットジェネラルオフィス(港区)が関東に初出店する九州で展開するうどん居酒屋「二○加屋長介(ニワカヤチョウスケ)」など。
ロゴは、「中目黒高架下」の6文字をあしらい、施設の特徴である6本の高架橋脚を表現したデザインが発表された。
同施設の開発コンセプトは「SHARE(シェア)」。高架橋を個性あるさまざまな店舗がシェアし、「中目黒らしい街の楽しみ方」ができる新しい商店街を目指す。
デザインコンセプトは「Roof Sharing(ルーフ・シェアリング)」とし、高架橋の下を各店舗それぞれの外装デザインで空間を演出する。目黒川沿いには店舗用のテラススペースを設け、人や街に開かれた空間にする予定という。