中目黒の目黒川一帯で10月8日から、アートイベント「アートウォーク中目黒・代官山」が行われる。主催は企業コラボ東京プロジェクト実行委員会。企画はゼルス(同区)
中目黒・代官山・原宿・青山で行われる「企業コラボ東京プロジェクト2016」の一環で、「アート、音楽、ビジネスの新しいインフラを創る」をコンセプトに、企業が日本のアーティストを支援し世界に発信するという、新たな文化、芸術活動の導入の推進を目的とする。
「企業コラボ東京プロジェクト2016」の会場は渋谷区や目黒区の全48カ所の飲食店やカフェ、アパレルショップ、書店、サロンなどに期間中、常時展示し、今年で4回目となる。
中目黒の目黒川沿いエリアの同イベントはその中でも今回が初めての開催となり、19カ所の目黒川沿いの店舗やギャラリーなどで展示する。アーティストは、特殊メークの第一人者、Amazing JIRO(アメージングジロー)さんやソニーのペットロボット「AIBO」のデザインで知られる空山基(はじめ)さんなどのデザイナー、特殊メークアーティスト、イラストレーター、画家、彫刻家、庭園作家、立体アーティスト、陶芸家、刺しゅうアーティストなど約44人が参加する。
実行委員の関口潤子さんは「当イベントは2020年のオリンピックに向けて世界中のメディアやアーティストにアピールし、日本のアーティストの地位の底上げも目的としている。さまざまなアーティストを知ってもらうきっかけとなれば」と話す。
中目黒エリアでは「ウルトラ怪獣墓場展」も同時開催。中目黒アルカス屋外広場や目黒川沿いの4店舗でアーティストによる「ウルトラ怪獣」を展示する。同外広場ではチョークを使いウルトラマンが飛び出すようなトリックアートも展示予定。
関口さんは「中目黒とウルトラマンは、接点があまりないので逆にこの場所が新鮮だった」と話す。「悪い怪獣もいるが、そうでない怪獣もいて、ウルトラマンシリーズが描く重要なテーマと言える。ウルトラ怪獣たちへの畏敬の念を込めて、ウルトラ怪獣をモチーフとした作品を展示する」とも。
中目黒・代官山エリアではスタンプラリーも展開。各展示1スタンプで、5つ集めるとクラフトビール「ブルームーン」が無料で提供される。
関口さんは「アートに興味がなくても、ウルトラ怪獣墓場展など行われているのでウルトラマン世代の人たちもフラッと見に来てほしい。スタンプラリーでビールを手に入れて気軽に楽しんでもらいたい」と参加を呼び掛ける。
今月30日まで(中目黒アルカス屋外広場の展示は10日まで)。