中目黒駅前アトラスタワー前ナカメアルカス(目黒区上目黒1)で10月25日・26日、「中目黒村マルシェ」が開催された。
毎月月末の土曜・日曜に開く同マルシェ。東北復興支援として、気仙沼市や角田市、福島市の特産物が販売している。開始から2年がたち、地域住民のリピーターも増え、月末の中目黒前の恒例行事にもなっている。
10月はハロウィーンということもあり、運営スタッフも仮装した。運営責任者の高島賢さんは「復興支援として始まったマルシェだが、現在はいろいろな方が関わり、復興支援だけでなく地域の方になくてはならないマルシェになっている」と話す。アトラスタワーに人の流れを作り活性化を図るほか、近隣の学生のインターンシップとして場としても提供されている。
震災から1年ほどたったころから復興支援としての特産物だけでは売れなくなり、「現在は復興支援としてだけではなく東北の本当にいい特産物として売り上げを伸ばしていきたい」とも。起業したばかりの店などがテナントとして中目黒の好立地で商売するケースも増え、同マルシェ出身で銀座に店を構えるまで成長した例もある。
運営責任者の駒澤靖子さんは「中目黒村マルシェは地域住民の方にも認知されており、普段使いとしてリピーターが増えている。アンテナショップでなくても、このマルシェに来れば東北の特産物が手に入ることもあり人気になっている」と話す。
同マルシェには、ゆるキャラの「スマにゃん」も参加しており、子どもの人気も集めている。
11月は29日・30日に開催予定。