上目黒住区センター(目黒区祐天寺2、TEL 03-3793-1101)で3月17日、「かみめみんなの食堂」が初めて開催された。
地域に住む子どもや大人、お年寄りが一緒に食事ができる場所を提供したいという思いから生まれた同イベント。当日はボランティアスタッフ13人、参加者15人で催された。ボランティアスタッフが考案したカレーや小松菜のナムル、エノキとわかめのスープなどの栄養バランスを考えた手作りメニューが提供され、参加者全員が一つのテーブルを囲んで会話をしながら食事を楽しんだ。
五本木の聖パウロ教会での開催を含めた47回の「こども食堂」開催経験を生かし今回のイベントを開催した「めぐろこどもの場づくりを考える会『こどもば』」代表の横山誠さんは「こども食堂は貧困家庭のこどもたちが参加すると思っている方も多いが実際は違う。1人で食事をする孤食の子どもが来ることが多い。地域の方々の厚意で頂いた食材を使った食事を提供しながら、参加者同士やボランティアが積極的にコミュニケーションを取れる場を提供できれば理想」と話す。「子どもこどもだけでなく、大人やお年寄りの方々にも食を通じた交流をしていただきたいと思い『みんなの食堂』を開いた」とも。
今後の開催は4月21日、5月19日を予定。開催時間は12時~14時。先着30食で、料理が無くなり次第終了。参加費は、子ども=無料、大人=300円。