目黒区の観光スポットにまつわる歴史や逸話に触れて楽しんでもらおうと、めぐろ観光まちづくり協会(目黒区上目黒2)が主催する「目黒観光検定」が来年1月23日、オンラインで行われる。
【写真】「目黒観光大百科」では観光スポットにまつわる逸話も掲載
同検定は「知ってから行くと目黒の観光が10倍楽しくなる」をコンセプトに企画されたもので、今回が初開催。区内には関東最古の不動霊場といわれる瀧泉寺(通称=目黒不動尊)をはじめとする多くの寺社仏閣、歴史的な遺構があることから、それらにまつわる歴史や逸話に関する50題を出題する。
同協会事務局次長の井上幹生さんによれば、「基本的には、歴史の年号などを覚えるといったものではなく、知っていると目黒の観光をより深く楽しむことができるような問題が中心」という。例えば「山手七福神がまつられている寺と七福神を正しく組み合わせなさい」と選択肢から選ぶものや、「ホテル雅叙園東京の『百段階段』は、実は99段である。○か×か」など。
出題元は、同協会が今年3月に発行した「目黒観光大百科」(1,100円)。目黒観光のガイドブックとして制作したもので、「まち歩きにも利用できるよう路線エリアで分け、スポットを紹介している。思わず人に話したくなるような逸話を多く掲載することを心掛けた」と言い、「例えば、目黒不動尊の仁王門前にある『比翼塚』。何となく通り過ぎてしまいそうだが、これにまつわる白井権八と小紫の悲恋の話を知っていると感慨深さも増すのでは」と井上さん。
「目黒に愛着や興味のある方に、検定を通じて楽しみながら目黒の魅力を再発見していただきたい。家族や友人と目黒を訪れた際には、そのスポットにまつわる逸話などを、ちょっとした小話として伝えいただけたらとうれしい」とも。
受験料は3,500円。受験資格は「目黒区に愛着・興味のある人」。100点満点中80点以上で「目黒観光検定合格認定証」「特製カードホルダー」が贈られる。申し込みは公式ホームページで12月31日まで受け付ける。定員は先着500人。