目黒通り沿いのリノベーションホテル「CLASKA(クラスカ)」(目黒区中央町1、TEL 03-3719-8121)で7月27日~29日、屋上で映画鑑賞を行う「キノ・イグルー×CLASKAルーフトップシネマ 2015 vol.1」が開催された。
同ホテルの屋上で夏の夜空の下、映画を観覧する同企画は今年で7年目を迎える。カフェやギャラリー、美術館などさまざまな空間で、世界各国の映画を上映する「移動映画館」として活動しているユニット「Kino Iglu(キノ・イグルー)」と共同開催。
今年最初の上映作品は「フランシス・ハ」(2012年)。アメリカのインディペンデント映画の中心人物の一人、グレタ・ガーウィグさんが主演・脚本を務める。監督は「イカとクジラ」(2005年)、「ファンタスティックMr.FOX(ミスターフォックス)」(2009年)などの作品を手掛けてきたノア・バームバックさん。
キノ・イグルーの有坂塁さんは「この作品を選んだのは、主人公が作品の中で疾走するスピード感やおしゃれな雰囲気など、僕だったらクラスカの屋上で見たいと思ったから。クエンティン・タランティーノもベスト10に入る映画と言ったほど。楽しんでいただけたと思う」と話す。
参加した20代女性は「以前にキノ・イグルーの上映会に参加したことがある。今回は野外の上映会なので行きたいと思った。映画館とはまた違った環境で見られるのはよかった。また来たい」と話した。
今後は、vol.2として8月3日・4日・5日に第2弾が行われる予定。上映作品は「ぼくの伯父さんの休暇」(1953年)。「この作品は昨年に雨でほとんどの日程が中止となった上映作品。フランスのバカンスで海辺のシーンが印象的な映画。ぜひ野外で上映したいと思い、今年も決めた」と有坂さん。
クラスカ広報責任者の速水真理さんは「場所や映画に興味を持っていただいている方は多い。年々口コミで広がってきており、定員の80人を越す方に来場いただいている。夏の思い出や夕涼みとして一度足を運んでいただければ」と来場を呼び掛ける。
現在公式ホームページで予約を受け付けている。