中目黒のカフェ「中目黒ラウンジ」(目黒区上目黒3、TEL 03-5724-3356)で現在、「CAR DESIGH WEEK(カーデザインウイーク)」が開催されている。主催は典(神奈川県小田原市)、カーデザインアカデミー。
期間中、店内に約200点に及ぶ車に関するデザイン、ラフスケッチなど展示。出展品として、いすゞ自動車、総合車両製作所、本田技術研究所、マツダ、ヤマハ発動機、代官山蔦屋書店、慶応意匠研究会など、さまざまな企業や団体から作品が寄せられた。車のほか、バイク、電車などの展示もある。
8月2日には、「アルティメットカーデザインバトル2015」の特別イベントが開かれた。事前に審査を勝ち抜いた一般22人が30分間でペンとマーカーを使いデザインを競い合った。審査にはカーデザインなど行うプロのデザイナーら30人が審査を行い、予選は「中目黒で乗りたいSUV」というテーマで22人が、それぞれの考えるデザインを即興で描いた。11人で行われた決勝では「2020年の、シェアリングを前提とした都市型コンパクトモビリティ」がテーマ。多摩美術大学の佐々木敦さんが勝者となった。
主催する同社の仲宗根社長は「若者の車離れが進む中、車に興味のない人はあまりスケッチなどのカーデザインを見たことはない人も多いと思う。中目黒のオシャレなカフェで、音楽と共に、こういうイベントを行うことで興味を持つきっかけになるような場にしたい。バトルの参加者は、デザインを通して交流が生まれていた。『負けていられない』『1日30枚デザインを書く』など闘志を燃やしている参加者もいて盛り上がった」とも。
中目黒ラウンジの高橋竜太店長は「こういうデザインを、お茶をしながら、しゃべりながら見られる機会はなかなかない。ゆっくりのんびり見ていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~翌1時。展示は今月18日まで。