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中目黒にジビエ専門焼き肉店「焼山」 産地直送のシカ肉やイノシシ肉そろえる

食材(左からキジ、ヤマドリ、ヤマバト、カラス、鴨)

食材(左からキジ、ヤマドリ、ヤマバト、カラス、鴨)

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 中目黒にジビエ専門焼き肉店「焼山」(目黒区上目黒2、TEL 03-6412-7417)が2月9日にオープンした。運営はLD&K(渋谷区)。

ヒヨドリ、骨付き鹿ロース

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 店舗面積は約23坪。席数は44席。同社は宇田川カフェ系など運営する。ジビエ関連の店舗としては渋谷区に穴熊(ムジナ)の会員制すき焼き専門店「むじなや」に続く2店舗目となる。

 広報の山田宏樹さんは「ジビエの食材の多くはもともと害獣で、農作物に被害を与えることから猟師によって駆除されている。ほとんどは食材としての流通が行われていなかったが、安定した需要を作ることで、今後この業界に貢献していければ」と話す。

 主に九州直送というジビエメニューは、シカの「モモ」(930円)、イノシシの「ロース」(950円)、ヒヨドリ(1羽=1,200円)、カラス(780円)」など。客は食材をしちりんで焼き、岩塩、粒マスタード、パクチーペーストなどの薬味と一緒に食べる。

 このほか、パクチー、クレソン、大葉、セリ、三つ葉などの香草を肉と一緒に巻いて食べる「山のサムギョプサルセット」(750円)、シカのロースとイノシシのロースを煮込んだ「ジビエのみそ煮込み」(550円)など用意する。「現地の猟師たちは、獣肉と香草を一緒に食べる習慣がある。香草の香りで獣臭さが気にならなくなる」と山田さん。

 飲み物は、「ビール」(580円)、九州から取り寄せた果実を使った「特選果実酎ハイ」(530円)、焼酎各種(480円~)、ワイン各種(グラス580円~、ボトル3500円~)など。

 ジビエの楽しみ方について、山田さんは「臭そうとか、食材のビジュアルなどを先入観で意識してしまう人が多いが、野生の肉は栄養価も高く、うまみも凝縮している。ぜひ自然の恵みを味わってほしい」と話す。

 営業時間は17時30分~翌2時。

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