中目黒に2月15日、トンカツ専門店「富士喜(ふじき)」(「喜」は異体字で「七」が3つ、目黒区青葉台2、TEL 03-6303-0074)がオープンした。運営は際コーポレーション(目黒区)。
店舗面積は約14坪。席数はカウンター席7席を含む21席。客席からはキッチンが見え、トンカツを揚げる様子や音、香りなども感じることができるようにした。同店は同ブランド2店舗目となる。
茨城県産「瑞穂のいも豚」を使用。雌のみを一頭買いすることで価格を抑えている。料理長の田城康隆さんは「雌の豚は脂の融点が低く、食べた瞬間口の中ですぐ溶ける。肉の柔らかみもあり、トンカツに最適。この手間と価格を他店で再現するのは難しい」と話す。焙焼(ばいしょう)式のパン粉を使うことで軟らかい衣にし、油にはごま油を加えることで香りを引き立たせる工夫も。
トンカツソースにもワインビネガーやアップルビネガーを合わせ、酸味にこだわったトンカツソースとウスターソース、ヒマラヤ岩塩の3つを用意する。
メニューは「厚切りヒレカツ」(150グラム、1,800円)、「特上リブロース」(220グラム、1,580円)、「厚切りロースカツ」(220グラム、1,380円)のほか、希少部位の「赤身芯たまカツ」(85グラム2切れ、1,380円)など。テークアウトメニューとして「メンチカツ」(1個150円)、「カツサンド」(1,000円)も用意する。全てのメニューにご飯と豚汁、漬物が付く。
田城さんは「まずはロースを食べてもらいたい。脂の溶ける具合と肉の味が一番よく分かる。ぜひ一度食べてほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~23時。