「豊洲もったいないプロジェクト 魚治 中目黒」(目黒区目黒3、TEL 050-5597-2668)が6月1日、中目黒から徒歩5分、中目黒駅高架下にオープンした。経営はMUGEN。
規定サイズ外や傷があるなどの理由で規格外になり、食味に影響がなくとも買い手がつかなくなった「もったいない食材」を料理人の調理技術で、その日にしか味わえない料理として提供するコンセプトが「豊洲もったいないプロジェクト 魚治」。
飲食店の営業のほか、鮮魚店としての営業も行う。毎日仕入れた鮮魚を13時から14時ぐらいに店頭に並べ販売。客の要望により刺し身にさばいたり調理したりするという。
料理は仕入れにより変わるが、「おこげさんどシリーズ」と「てま天(手巻きずしの天ぷら)シリーズ」は定番メニューとして常に提供する。「おこげさんどシリーズ」は市場で買い手がつかなかった「もったいない食材」を天ぷらにして、店内で調理したおこげでサンドした料理。「ハモ天おこげさんど」(税別500円)などがある。「てま天シリーズ」は手巻きの形で揚げたのりに、少量の米と具材をのせた一口サイズで、いろいろな具材の食べ比べを楽しむことができる。「てま天~うに~」(同300円)などがある。
豊洲もったいないプロジェクトが地域密着を掲げる理由について、料理長の櫻田雄士さんは「経営するMUGENが創業した地である中目黒に愛着がある。地元に根ざした鮮魚店がないという背景もあり、『もったいない食材」や鮮魚などの店頭販売をきっかけに、地域の人々とコミュニケーションを図ることで、住む人々のよりどころとして愛される地域密着の町の魚屋のような居酒屋を目指したい」と話す。
店舗面積は16坪、店内はカウンター席を中心に23席あり、うち4人で使える個室もある。営業時間は17時~翌1時。