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下目黒で英写真家テリー・オニールさん個展 60年代ビートルズ、デビットボウイの写真も

Live Aidの展示写真の前で店主の福川芳郎さん

Live Aidの展示写真の前で店主の福川芳郎さん

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 下目黒のギャラリー 「Blitz Gallery(ブリッツ・ギャラリー)」(目黒区下目黒6、TEL 03-3714-0552)で5月20日、「テリー・オニール写真展(Terry O’ Neill : 50 Years in the Frontline of Fame)」が始まった。

展示中の作品

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 イギリス出身の写真家で、多くのセレブリティーと交流関係を築き、ポートレートを撮影した写真家テリー・オニールさんの個展。デビュー間もないころのビートルズからデビットボウイ、ショーンコネリーまで、音楽界、映画界、政界など幅広い写真を展示。作品は購入もできる。

 店主の福川芳郎さんは「ロック音楽の黎明(れいめい)期からミュージシャンと行動を共にし、写真に収めてきたオニール氏は、被写体と意識しない関係性を築き、自然な表情を捉えてきた。頭の中のひらめきを絵にする手段としてカメラを使用している」と話す。

 展示されている作品はデジタルでフィルムを取り込み、スキャニング、出力する「ラムダプリント」という技術で印刷されている。これにより、画像が撮影時のような、作家のイメージに近い作品となる。「当時では珍しく、35ミリのカメラを使用し撮影した新しい世代の写真家。通常ポートレート写真はスタジオで、中判カメラ、ライティングを使用し撮影していたが、35ミリを使用する事で、動きのある被写体を撮ることができた」と福川さん。

 作品の中には英国、エリザベス女王を収めたものも。福川さんは「王室、政界までの写真を撮影するということは、認められた存在である。しかし日本では彼の知名度はあまりない。今回の展示はオニールの名とイメージをどこまで合わせることができるかだと思う。ポートレートは顔を通してその時代背景が見える。今の時代と違い、皆が共通の未来像を描いていた時代とそれを象徴する音楽、映画、顔。来場させる方には懐かさとともに、今の時代を考えるきっかけにしてほしい」とも。

 開催時間は13時~18時。月曜・日曜休廊。7月11日まで。

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