目黒川で3月25日、目黒川の桜を船上から見物する企画「目黒川お花見クルージング」が始まった。運営はジール(港区)
手の届きそうなところまで枝垂れるソメイヨシノ(2014年撮影)
コースは品川区の天王洲の船着き場を出港し遡上(そじょう)する。目黒川の太鼓橋付近で折り返し、往復約1時間のコースとなる。目黒雅叙園の折り返し付近では桜が目黒川の水面へ向けて枝垂(しだ)れるため、船上から手の届く近さで見物することができるのが醍醐味(だいごみ)。
同社は10年前から目黒川のクルーズを開始した。クルーズ担当の篠崎亮一さんは「開始した当初はうちだけだった。最初は全く売れなかったが、ハトバスのツアーに盛り込まれるようになってから注目を集め始めた。現在はハトバスなどの複数旅行会社にプランを販売しており、1日に約20~30便でクルーズを行っている」と話す。
毎年1月半ばから同社ホームページで発売日程を告知。今年はすでに4月初旬まで完売となっている。1便の乗船定員は約40人。
篠崎さんは「目黒川の桜を船上で座りながら楽しめる。目黒川下流の方では八重桜などいろいろな種類の桜が植えてある。八重桜はソメイヨシノが葉桜になったぐらいがちょうど見頃になるので、その時期のクルーズになると、満開の桜や葉桜、水面に浮かぶ花びらなどいろいろな桜を楽しむことができる」と話す。
乗船料金は、昼の部は大人=3,600円、子ども=2,600円、夜の部は貸し切り運行となる。4月12日まで。