目黒通りの目黒寄生虫館(目黒区下目黒4、TEL 03-3716-1264)が12月、寄生虫に関する冊子「むしはむしでも『はらのむし通信』」を発行した。
同館は寄生虫を専門として世界で唯一の研究博物館。約300点の液浸標本を展示し、生活史や予防法など解説している。マスを食べた人の腸内で成長した全長8.8メートルのサナダ虫なども展示。年間約5万人が訪れる。
「はらのむし通信」は年1回発行。今回の第194号の特集は「ヤマビルはどんな生き物?」。全国に生息するヤマビルの生態を紹介する。他に、寄生虫に関するグッズの新商品も紹介。事務長の亀谷誓一さんは「はらのむし通信は一般の方も読んでいただける内容。今回はヤマビル特集なので、山などに行く方にもぜひ読んでいただきたい」と呼び掛ける。「当館は寄生虫学を学ぼうと思う方に来館していただきたい」とも。
同誌のロゴは4種類の寄生虫で構成されている。「は」=多包条虫、「の」=線虫、「し」=鞭虫、「通」=肺吸虫の幼虫をデザインしたものだ。
価格は200円。同館ミュージアムショップで扱うほか、ファクスで申し込みを受け付ける。開館時間は10時~17時。入館無料(寄付金制)。休館日は月曜と年末年始(月曜が祝日の場合は直近の平日が休館)。